19世紀半ば、ヴィクトリア朝の英国でダンテ・ゲイブリエル・ロセッティらが結成したラファエル前派兄弟団(P.R.B.)。それは保守的なアカデミズムに反旗を翻し「ラファエロ以前」の芸術...
...Memories & Discoveries 19/02「マックス・リヒターの世界」
2月から3月――日に日に春の息吹を感じる、希望に満ちた季節。まもなく来日するマックス・リヒターを特集する。 マックス・リヒターは1966年ドイツ生まれ、英国育ちの作曲家。2002年...
...女王陛下のお気に入り
私たちにもなじみ深い英国王室。その偉大な女王たちのなかで、唯一ほとんど知られていないのがこの映画の主役・アン女王ではないでしょうか。 18世紀初頭。イングランドは同盟軍とともに太陽...
...COMIC RECOMMEND Vol.09「北北西に曇と往け」
探偵が好きなのである。 探偵の魅力とは何だろう。たぶん彼らはみんな、やさしい人たちなのだと思う。どんなに無愛想ではぐれ者――時には社会不適合者みたいな顔をしていても、人間というもの...
...モダン美人誕生
「美人」の原点は、どこにあるのか? 今月ご紹介するのは、私たちが憧れてやまない「美人」の歴史を明治時代までさかのぼり、変革の時代を生きた日本女性のよそおいの変遷を辿る、ドラマティッ...
...Dear Sisters,
ここ10年ほど、一年のはじまりに書くことを大切にしている。 元旦の午後には恒例の「新年の誓い」を100個、書き終えた。仕事上のイメージもたくさん浮かんだ。2018年がテーマどおり、...
...メアリーの総て
ゴシック小説の金字塔『フランケンシュタイン』。200年の時を経て愛されつづけるこの名作が、18歳の女性作家によって書かれたこと、ご存知ですか? 舞台は、19世紀初頭のロンドン。学者...
...お茶会クラシック 最終回「誰がモーツァルトを天才にしたか?」
そして明日は直接会って話をし、心をこめてキスをしよう。 いつまでも君の モーツァルト (1791年10月15日付、バーデン宛、絶筆) 「お茶会のようにくつろいで生演奏を愉...
...Memories & Discoveries 18/12「クラシックの森」
何もないと思っていた森で、なんでもないと思っていた風景の中に、すべてがあったのだと思う。(中略)安心してよかったのだ。僕には何もなくても、美しいものも、音楽も、もともと世界に溶けて...
...お茶会クラシック 第7回「シャーロック・ホームズと英国音楽」
「ヴァイオリンを弾くのは、きみにとって騒音なんだろうか?」ホームズは気遣わしげに訊いた。 「弾く人によります。上手な人の演奏なら至福の調べでしょうが、下手な人だと……」 「ああ、そ...
...ミュージアム・プレイリスト 04「はじまりの音楽:JOMON展」
カルチャーメディア「楽活」の「アート×音楽」連載。 高野麻衣が話題の展覧会を巡りながら、 心に浮かんだ楽曲をプレイリストでご紹介しています。 先日公開された第4回では、夏休み合併号...
...COMIC RECOMMEND Vol.07「ミステリと言う勿れ」
ミステリの定義とは何だろう。推理小説。推理ドラマ。ある事件が起きて、その犯人が誰なのか、どのようなトリックを使ったのか、そして動機が何だったのかという「謎 (ミステリ)」を解き明か...
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