日経新聞 朝刊にて連載したコラム「ベートーヴェン頌」が最終回を迎えた。 生誕250年を迎えた大作曲家に、美術品を通じて迫る全10回。ラインナップは以下のとおり。 (1)ヨーゼフ・シ...
...HIT LIST 2020 SS「The Scent of Summer」
夏の終わりがやってきた。 誕生日を迎える乙女座の季節は、なにかが終わってはじまるような、永遠にいとしい季節。過ぎゆく夏と戯れるように、2020年の前半を振り返る。 ●WHAT...
...いつか、安心できる場所で
自分で道をつくっていくのでなかったら、なんにもならない。 -須賀敦子 『ヴェネツィアの宿』 17歳の夏から、欠かさずに日記をつけている。 文筆家になると決めた夏だ...
...Dear Sisters,
ここ10年ほど、一年のはじまりに書くことを大切にしている。 元旦の午後には恒例の「新年の誓い」を100個、書き終えた。仕事上のイメージもたくさん浮かんだ。2018年がテーマどおり、...
...備えよ、未来に!
あけましておめでとうございます。 昨年中は変わらぬご愛顧をいただき、ありがとうございました。 2017年も『マリー・アントワネットの音楽会』をはじめ、10年続けてきた執筆活動や...
...香りで読み解くクラシック《ばらの騎士・編》
『ばらの騎士』—―これまで、新国立劇場やMETライブビューイング(上写真)などでかかるたびに取り上げ、いずれも人気記事となっている乙女オペラの筆頭ですが、今回は特別企画を。 現在、...
...HIT LIST 2017 SS「もしあなたが秋に来るのなら」
もしあなたが秋に来るのなら わたしは夏を払いのける 半分微笑んで、半分そっけなく ――エミリ・ディキンスン 今年も夏の終わりがやってきた。 どんなに暑くても、...
...五月礼賛|音と香りの実験室
五月は好い月、花の月、 芽の月、香の月、色の月、ポプラ、マロニエ、プラタアヌ、つつじ、芍薬、藤、蘇枋、リラ、チユウリツプ、罌粟の月、 女の服のかろがろと薄くなる月、恋の月、 ...
...LAST NIGHT AT A THEATRE -昨夜、とある劇場で- [完全版]
夜の劇場、それはナイトスポットの中でも、特に憧れる場所のひとつ。 というわけで、「夜のときめき」を特集した紙版『花園magazine』Vol.9 2016 秋冬号に、コラム「LAS...
...HIT LIST of 2016/17 AW「わが愛と夢」
あっというまに小正月。 年頭に綴った2017年のテーマを胸に、晴天の日々を過ごしております。 「ディテールが勝敗を分ける。そのディテールを日々、突き詰めているかどうか。きょうだけデ...
...365日のキス
あけましておめでとうございます。 昨年中は変わらぬご愛顧をいただき、ありがとうございました。 2016年下半期は「ヴェルサイユ宮殿《監修》マリー・アントワネット展」のブームを追い風...
...DREAM IS ALIVE
年頭にエッセイを続けようと決めたとき、書きたいと思ったのは木村拓哉のことだった。 もちろん以前の新聞連載のように、自由なテーマで月1回、1000字程度の文章だけで表現する訓練をつづ...
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