年の瀬です。大河ドラマ「八重の桜」も最終回でした。以前申し上げたとおり、私はいわゆる歴女であり、大学での専攻は近現代史(とりわけ日本史、西洋史にこだわらない「19世紀末マニア」)で...
...晴雨計 第20回 「聖書を読む理由」
先週末、アドベント(待降節)の恒例行事として、銀座・教文館のクリスマス市へ行ってきました。12月のこの時期は、幸福感に満ちたホリデイ。私は、幼い頃からヨーロッパの文化とその土台であ...
...晴雨計 第19回 「続・柳都にて」
連載をスタートしてはじめてになる、新潟への帰省。ラ・フォル・ジュルネ新潟の打ち合わせのため新潟市文化政策課を訪れた私ですが、訪問にはふたつめの目的がありました。それは、2013年に...
...晴雨計 第17回 「妹の結婚」
11月のとある日曜日、神田のカトリック教会で友人夫妻が挙式しました。私と仲間の5人はブライズ・メイズ。外国の映画やドラマで見かけては憧れていた、未婚の友人たちが務める「花嫁の付添」...
...晴雨計 第16回 「すみれコード」
子どものころ、私はいっぱしの映画ファンでした。 もともとディズニーや、祖母の好きだったオードリー・ヘップバーン、その全盛期である50年代、60年代のクラシック映画が好きでした。「ロ...
...晴雨計 第15回 「花園magazine」
カルチャーイベントや学園祭が数多く開催される11月の三連休。東京・平和島で行われた「文学フリマ」で、仲間と作っている「花園magazine」の第3号を発売しました。特集は「読書」。...
...晴雨計 第14回 「ハロウィーンと変身願望」
週末、新潟の実家から、大きな梨の段ボールが届きました。帰省がかなわなかったお祭りの料理や野菜、預けていた冬物といった支援物資が満載でした。そのなかに、とても目立つオレンジのカボチャ...
...晴雨計 第13回 「岩船大祭」
都会で働く娘が故郷の家族との電話するシーンの決まり文句に、「正月は帰ってこられるの?」がありますよね。私の場合は年3回。10月のこの時期にも、必ず問われるのです。「祭は帰ってこられ...
...晴雨計 第12回 「続・19世紀末マニア」
前回、2014年1月から三菱一号館美術館で開催される「ザ・ビューティフル――英国の唯美主義 1860‐1900」展の作品のなかに、幕末や明治を生きた岩崎弥太郎(三菱創業者)の所有物...
...晴雨計 第11回 「19世紀末マニア」
先週末、三菱一号館美術館のプロデューサー恵良隆二さんにお会いする機会がありました。三菱一号館は丸の内にある赤煉瓦の建物で、三菱が1894年に建設した銀行を復元したもの。現在は美術館...
...晴雨計 第10回 「踊る阿呆に」
大人になってやらなくなくなることにひとつに、ダンスがありますよね。社交ダンスや日舞、ヒップホップなどをお稽古ごととしてたしなむ人はいるでしょうけれど、学生時代のように、仲間とともに...
...晴雨計 第9回 「ヒーローの主題歌」
『半沢直樹』、終わりましたね。毎週日曜の夜、あのドラマを観て「倍返しだ!」と闘志を燃やしていたお父さんも多かったのではないでしょうか。その闘志をさらに盛り上げていたのが、服部隆之に...
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