はじめてのSMAPインタビューから3年。
本日発売のSPA!にて、木村拓哉さんの単独インタビューを担当いたしました。
4月29日公開の映画『無限の住人』で、20年以上第一線を走り続ける自身の鏡写しのような「不死身の男・万次」を演じた木村拓哉さん。対話を通して感じたのは、彼が愛の人であり、それ以上に「人はひとりでは生きられない」と知る、謙虚な人だということでした。
掲載誌がSPA!ということで、同世代のビジネスマンが共有できそうな仕事論もたくさん伺ったのですが、
「撮影時の自分の苦労は、作品とは一切関係ないですからね」
「仕事というのは、見てくださる人がいて初めて成り立つんです」
といった名言がざくざく、丁寧な言葉で語られるのです。
「息切れしたときはどうしたらいいですか?」という質問には、
「ガソリンが切れたことを、まず認めるっていうこと。
嘘をついてまでがんばらなくていい」
と、諭すように即答。その真摯さに、思わず涙ぐんでしまいました。
しっかりとこちらの目を見つめて、一つ一つじっくり考えながら紡ぎだす言葉や表情には、想定をはるかに超えた温かさと、切なさと、揺らがない覚悟のようなものがあって、こんなふうに生きたいとあらためて思いました。
どんなことがあっても世界を愛し、愛をもって人に向き合えば、こんなにも相手を勇気づけることができるのだから。
以前も書きましたが、私が木村拓哉さんと“ほんとうの意味で”出会ったのは2012年。ドームコンサートのアンコールで「前に!」と歌いながら、5万人の観衆に囲まれたステージの先頭をよどみなく歩んでいく姿に涙した瞬間でした。
決してイケメンだからとか、子ども時代のヒーローだったからとかではなく、人としての美しさ、輝きに敬服したからなのです。
今回の取材で、その輝きの原点がやっぱり愛なのだとわかって、感無量です。
どうか、木村拓哉という人の“ほんとう”が伝わりますように。
「仕事」や「人生」について考える、たくさんの方に読んでいただきたいと願っています。
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WORKS|インタビュー|木村拓哉
- 作者: 木村拓哉
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