2025年5月、noteにて旅行記の連載をスタートしました。訪れた都市や、出会った人のこと。私を形づくる大切な記憶の断片を、写真とエッセイで綴ります。
きっかけは、昨年雑誌で「個人的で内省的なエッセイ」を連載したこと。旅の記憶ばかり蘇ったそれは、やがて音楽や本の記憶と結びついていくのだけれど、いつもの何倍も共感のメッセージをいただき、旅行記の普遍性に気づかされました。誰もがきっと、忘れられない旅を秘めているのです。
旅の記憶とは、人の記憶で。思わぬ出会いにはっとしたり、時には自分自身を顧みたり。もう会えない人がいても、その些細な出会いがどこかにつながっていてほしい。
そんな思いを、かつてのSNSのように軽やかに、でもかぎりなく真摯に、たくさんの人と分かち合いたい──。そのために、新しいノートを開くことにしました。
すでにたくさんの反応や感想をいただけて、ありがたい限りです。書くことがずっと好きだけれど、やっぱり私は、分かちあうことも好き。フォローもスキもコメントも、心から嬉しいです（「スキ」はアカウントをお持ちでなくても反映されています）。
このSalonetteがほっとできる自宅だとしたら、noteはささやかなお店という位置づけ。これまでどおり、ポートフォリオはこちらで更新しつつ、旅行記と長めのエッセイ（あるいはアーカイヴ）をnoteで発表していく予定です。
夏季休暇にはナポリの記憶を綴れたら。まだまだ試行錯誤中ですが、よろしくお願いいたします。