Memories & Discoveries 25/06「岸辺露伴は動かない 懺悔室」

どうしようもなく旅に出たい気持ちになったとき、私の場合は映画を見る。

訪れたい街の景色。味わいたい空気や、音楽。それらを満たす映画は案外、現地人が撮ったものではなかったりする。旅人には旅人の視点があり、その薄いヴェールがかかっているからこそ、街はまぶしく輝く。

荒木飛呂彦の原作を圧倒的映像美で実写化した映画『岸辺露伴は動かない 懺悔室』は、そうした旅映画として長く愛されるべき一作となった。ここでは、映画で重要な役割を演じる「音楽」に着目し、作品の魅力をご紹介していく。

 

ジルダは夢みる少女ではない──『岸辺露伴は動かない 懺悔室』
https://note.com/_maitakano/n/n6238267dd78d

『Memories & Discoveries』でお話した内容に、大幅加筆した映画評をnoteにて更新しました。

ヴェルディのオペラ『リゴレット』は、岸辺露伴にどんなヒントを与えたのか。父娘にかけられた「呪い」の物語を比較し、ふたりの女性が求めた「幸福」について音楽とともに考察しています。

 

クラシック・プレイリスト、次回の担当は7月。テーマは注目のピアニスト、務川慧悟さんについて。毎朝5時台、JFN系列38の全国FM局とradikoタイムフリーでもお聴きいただけます。

出演|Memories & Discoveries

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