リヨン・オケと子どもたち

昨夜は、ずっと応援しているSony Music Foundationの「子どもたちに贈るスペシャル・コンサート」へ。今年は大野和士&リヨン歌劇場管弦楽団のバレエ音楽なので、バレエ少女率が高い。
もちろん舞台で滔々とチャイコフスキーをやるわけはなく、ブレイクダンス付のドビュッシー「牧神」だったり、ストラヴィンスキーの「火の鳥」を近藤良平(コンドルズ)といっしょに振付けてみたり、なかなか興味深かった。大野さんやオケが感激して語っていた、舞台からみた観客の「ダンス」は、NHKで見られるのかな(ワークショップの模様は12月に放映予定)。
なにより仕事帰りに音楽聴いて、腕を思い切り伸ばしてダンスして、一時間ぽっきり。
爽快。
子どもだけにはもったいないよ。
もっとサラリーマン体操みたいにさ、疲れたリーマン・クラヲたちを呼んでやろうよ、近藤良平だけに。
(クラヲは絶対に参加しないだろうけど。)

などと話しながら、会場でお会いしたiioさんと文化村通りのスタバへ立ち寄った。
「入門書をつくるとは」について、先輩の意見が訊きたかったのである。
しかし現状を話しているうちに思いのたけがあふれてきて、なんだ、わたしはこんなにくやしかったんだもどかしかったんだと自分でも驚くくらいで、言うだけ言うとすっきりしてしまった。
iioさんは淡々と耳を傾けつつ鋭いツッコミしてくれる方なので、心地よかった。調子に乗った。
「わたしは乙女なんだかオッサンなんだか自分がさっぱりわかりませんよ!」
「・・・いや、女でしょ」
とかね。すみませんでした。
結局、森ガールと畑ガールが一番有意義な意見交換だったかもしれない。

ふと外を眺めると、東急本店のウィンドウのオレンジの光のなかを、長い髪をシニヨンにした少女たちの集団が通りすぎた。
いいなあ、子どもたちは。
楽しかったよね、今夜は。
いつもいつも、こんなに純粋に、音楽の余韻だけに浸れたらいいのに。
 
 
 
http://www.smf.or.jp/lyon/

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