2014年全英チャート2週連続1位を獲得した、ロンドン発のヴォーカルグループVOCES8(ヴォーチェス・エイト)。
月曜の夜、表参道のApple Storeでライヴイベントが開催された。
開放的な店内はもちろん、やさしいイルミネーションに包まれた歩道まで、観客がいっぱい!
登場シーンの演出は凝っている(『007スカイフォール』の主題歌のイントロをハミングしながら、B1から観客が待つ1Fへ一人ずつ現れる!)し、
1. Skyfall
Adele – Skyfall (Lyric Video) – YouTube
2. Straighten up
Robbie Williams – STRAIGHTEN UP AND FLY RIGHT …
3. Price Tag
4. Happy(with Audience)
5. It don’t mean a thing
6. Let it Go
7. Christmas Eve(by 山下達郎)
8. Jingle bells(Encore)
という充実のセットリスト。日本語MCやAir Dropでの写真のシェアまで、サービス精神たっぷりの一時間だった!
表参道、またapple storeという場所柄、おしゃれでノリのいい大人のカップルたちが「ねえ、オペラシティって高いのかな? 行ってみたいよね!!」と興奮気味に話していたのがうれしかった。彼らはもしかしたら、初台にはじめて足を運ぶのかもしれない。
こういう出会いこそが、わたしのやりたいことだ。12月23日のクリスマス・コンサートが余計に楽しみになった。
本日午後に行ったラジオの収録でも、このときの様子や横浜美術館でのコラボレーション・コンサートの様子、そしてライヴ音源をご紹介した。
ソプラノのアンドレア(写真手前)がソロを歌う、ミュージカル『レ・ミゼラブル』の名曲「夢破れて」も、とってもすてき!!
12/21(日)13:00~のOTTAVA Domenicaにて放送予定なので、ぜひ聴いてみてほしい。
http://ottava.jp
じつはVOCES8、ブレイク直前の2011年にはラ・フォル・ジュルネの出演アーティストとして来日している。
8つの個性的の声が集結したア・カペラ・グループだが、多くのメンバーがウエストミンスター寺院の聖歌隊からキャリアをはじめているから、土台にあるのはクラシック音楽なのだ。古い聖歌やバッハのモテット、モーツァルトなどのクラシックから、ミュージカルやクリスマス・ソングはもちろん、AdelやJessie Jなどのポップスまでをカバーする。
まずはその声に驚く。
そしてアレンジメント。専属のアレンジャー、ジム・クレメンツや、メンバー自身による編曲もすばらしくて、聴きなれた名曲が8声の新たな楽曲として生まれ変わったよう。踊りまくるというわけではないが、舞台上でのフォーメーションや演出、こなれたMCも絶妙で観客を飽きさせない。
音楽性と愉しみの完全なる両立。合唱に代表される音楽愛好の文化を誇る英国だからこそ、飛び出したスターと言えそう。
英国エンターテインメントの神髄というべきVOCES8、もっともっとブレイクしてほしい!
KAJIMOTO | コンサート | VOCES 8 (ヴォーチェス・エイト) クリスマス・コンサート
- アーティスト: Voces8
- 出版社/メーカー: Signum UK
- 発売日: 2012/04/24
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