OTTAVA Domenica 第13回「天使のハープで新年を」(12月28日放送)

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OTTAVA Domenicaも2014年最後の放送でした。

本日のゲストは、26日に新譜『天使のハープ』をリリースしたばかりの西山まりえさん。5つのハープが鎮座するご自宅のサロンにお邪魔して、インタビューと試演(はじくだけ)までさせていただきました。

まりえさんは、王妃のような華やかさでチェンバロとハープを操る古楽界の牽引者にして、歴女のお仲間にして、わたしの師匠。

今回のアルバムも、「中世のダンス・パーティ、ダ・ヴィンチのアトリエ、マリー・アントワネットのサロン」というぐあいに、絢爛たる西洋史が舞台です。

それぞれの時代に、時代の象徴として存在していた美しいハープたち。まりえさんによる、年代の異なる5台のハープを自在にあやつる演奏と、空間の広がりや音の“香り”をリアルに表現するハイレゾ録音が、わたしたちをいにしえのヨーロッパへ連れて行ってくれるのです!

オーディオに疎いわたしは、正直これまで話題のハイレゾに一ミリの興味もなかったのですが……このアルバムのために試してみたい、と思いました!!

放送でもかなり伝わると思うのですが、とにかく、音の奥行き、臨場感がすばらしい。テーマがタイムトリップですから、そのための旅支度は快適にそろえたい、というわけです。

新しい世界への扉を、王妃マリーや騎士アヤシダスンの楽しいおしゃべりとともに、開いてみませんんか?

NAXOS JAPAN | 天使のハープ ~ 5台のヒストリカル・ハープがいざなう、中世のダンス・パーティ、ダ・ヴィンチのアトリエ、マリー・アントワネットのサロン<配信限定>

 

2014年を振り返る前半(13:30-15:00)では、ウィーン・フィル新世代来日、佐村河内騒動、伊福部昭生誕100年の話題とともに、個人的に忘れがたい、

東京フィル創立100周年記念ワールドツアー
http://www.tpo.or.jp/information/detail-20131216.php

東京文化会館「日本舞踊×オーケストラ」
http://www.t-bunka.jp/nichibu_orchestra2014/index.html

などなど、たくさん語らせていただきました。来年も、たくさんのすてきな音楽に出会えますように!

みなさまどうぞ、よいお年をお迎えください。

 

【3時のモーツァルト】
ピアノ・ソナタ第15番K.545~第1楽章

 

【麻衣のオススメ】
紙のお香パピエダルメニイ(papier d’armenie)

フランスのシャルル・ド・ゴール空港に降り立つたびに胸を打つ、「なんていい匂いの国だろう!」という感動が忘れられません。香りは、豊かな文化の象徴。願わくは、あんな香りのなかで暮らしたい――というわけで愛用しているお香です。

点線にそって一枚切り取り、アコーディオン状に折り曲げ、皿の上で火をつけると、立ちのぼる甘い香り。ベンゾイン(安息香の木)から採取される樹脂の作用で、室内の空気の清浄までしてくれます。

1885年に登場した世界最古の消臭剤。歴史あるフランスのお香と西山まりえさんの美しいハープの音で、美しい新年を。

紙のお香パピエダルメニイ(papier d'armenie)

インターネットラジオ OTTAVA

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