松田華音と女子会トーク

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チャイコフスキーをテーマに、ロシアの魅力に迫っているこの冬。

昨年12月、3500万曲の配信を誇る音楽聴き放題サービスKKBOXのサイトにて、ロシアをホームグラウンドに活躍中のピアニスト、松田華音さんと「女子会」をさせていただきました。

メンバーは、21歳の松田さんと同世代の音楽好きJD Sakiちゃん。そして話題は、影響を受けた音楽から文学、食事、フィギュアスケートにロシアのインスタ映えスポットまで。ステージとは違う素顔を垣間見る、楽しいひと時になりました。

Saki:好きな作家など、いらっしゃいますか?

松田:やはりプーシキン、トルストイ、ドストエフスキーでしょうか。ほかにもジャック・ロンドン、ジュール・ヴェルヌ、ヴィクトル・ユゴー……

高野:音楽や、それが作られた時代ともつながりがりそう。

松田:そうなんです! たとえばサマセット・モームの『月と6ペンス』は、画家ゴーギャンをモデルに描いた小説。芸術とは、ということが描かれていてとても興味深かったです。

絵画では、モネが好きです。あとカンディンスキーや、ロートレックの色がいいなと思います。映画は……じつは時間がかかるのであまり見れないのですが、古いものが好きですね。『風と共に去りぬ』や、オードリー・ヘップバーンの作品……

高野:ほんとうに、クラシカルで美しいものが好きなんですね! 私、松田さんととても気が合う気がします。

松田:よかったです。(笑いながら、高野の手元を見て)私、万年筆も好きです。音楽史の授業とか、書くものがたくさんあるときは必ず使います。書きやすいですよね。

Saki:私のまわりの同世代ではできない会話で、驚いています……

一同:笑い

Saki:友人たちの間では、インスタが流行っています。「インスタ映え」という言葉、知っていますか?

松田:はい、聞いたことはあります!

Saki:その「インスタ映え」のためにかわいいカフェやおしゃれなスポットに2時間、3時間並んで、写真を撮るんです。

高野:え、それはおいしいもの食べるためじゃないの?

Saki:食べるのも楽しいけど、ほぼインスタのためです。

松田:インスタ命みたいな(笑)。でも、それはそれで楽しいですよね。私もインスタやってるんですよ。

(後略)

 

個人的には、ラストの「ラヴェルとシャンパン」のお話など、冬の空気のように冴え冴えとした彼女の“内なるスパークリング”がとてもおもしろかった!

パワフルな演奏の源にあるものを覗けた気がしました。

記事ではもちろん、松田さんのアルバムと、松田さんがお好なラヴェル、マイケル・ジャクソン、玉置浩二(!)など多彩な楽曲をプレイリスト化。

ふだんクラシックを聴かない方も、コラムとプレイリストをきっかけに彼女の魅力に触れていただければと思います。

www.kkbox.com

 

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