1月は、白鳥のように優雅で淑気に満ちた、クラシック・デビューにうってつけの季節。
1月20日(土)、作曲家・林そよかさんと開催する音楽講座「お茶会クラシック」第4回のテーマも、そんな季節にうってつけのチャイコフスキーです。
舞台は19世紀末のサンクトペテルブルク――そして今回は、ヴェルサイユ宮殿や20世紀のパリ・シャンゼリゼ劇場まで、バレエの歴史をバレエを愛した音楽家チャイコフスキーとともに旅するスペシャル版。“チャイ様”の生きた時代や音楽考察のほか、バレエにまつわるエピソードや最新情報を、映像でもご紹介します。
全国38のFM局で放送中のラジオ『Memories & Discoveries』。
今月の「クラシック・プレイリスト」では、チャイコフスキーの名曲を解説(萌えがたり)。イベントの雰囲気を、ひと足早く少しだけ、全国のリスナーの皆さんへご紹介させていただきました。
1) ピアノ協奏曲第1番~第1楽章(1/9放送分)
重厚で華麗、クラシック音楽のイメージを具現化したような作品。
「演奏不可能」とまで言われましたが、この曲によってチャイコフスキーの名は世界へ。キャリアのはじまりの1曲からスタートしました。
- アーティスト: カブリーロフ(アンドレイ),チャイコフスキー,バラキレフ,リスト,ムーティ(リッカルド),フィルハーモニア管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/06/23
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2) バレエ音楽「くるみ割り人形」~あしぶえの踊り(1/10放送分)
クラシック音楽最大のヒットチューンのひとつ「くるみ割り人形」からは、21世紀日本でよりおなじみになった“あの曲”。乙女必携「クラシックドラマCDくるみ割り人形」と同じ、サイモン・ラトル指揮ベルリン・フィルの軽快な演奏でお楽しみいただきました。
この曲がバレエのなかでどう演じられるか、ぜひ、英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン「くるみわり人形」(1/19公開)でご覧あれ!
「こんぺいとうの精の踊り」の不思議な音色は、どうして生まれたの?
その答えは 20日の #お茶会クラシック で。
19日公開 #くるみ割り人形 も注目、#英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン を深く楽しむコツ、お教えします🇬🇧https://t.co/vqish6ZRie
📽 https://t.co/TA2Tdv194f pic.twitter.com/uccJ0rHl3y— 高野麻衣 (@_maitakano) 2018年1月14日
絵本つき クラシックドラマCD チャイコフスキー:くるみ割り人形
- アーティスト: ラトル(サイモン),リベラ,石田彰,釘宮理恵
- 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
- 発売日: 2010/11/17
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3) バレエ音楽「眠れる森の美女」~ワルツ(1/11放送分)
そしてこちらも、世界中の乙女が愛するディズニー映画でおなじみの“あの曲”。MCである女優・朝倉あきさんとのトークもいちばん盛り上がりました!
ご紹介したのは、英国の指揮者ジョン・ランチベリーの優雅な演奏。20日の講座では、ボリショイ・バレエによる公演の一部も上映する予定です。
4) 交響曲第6番「悲愴」~第4楽章
チャイコフスキーの生涯を駆け足でご紹介した今月の「クラシック・プレイリスト」。ラストはやはり、死の9日前に初演されたこの曲を。
運命を予感したかのような、尋常じゃない迫力を持った作品です。第4楽章のドラマティックな静寂に、私はいつも、泣きながら観たウラジーミル・マラーホフのバレエ公演を思い出します。
チャイコフスキーの音楽はバレエとともにある。そんな感慨とともにラブソングを。
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」、幻想序曲「ロメオとジュリエット」
- アーティスト: チャイコフスキー,ヘルベルト・フォン・カラヤン,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
- 発売日: 2015/05/20
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Tokyo FM「Memories & Discoveries」は毎週火〜金 朝5時10分頃、JFN系列32の全国のFM局で放送中。高野出演の「クラシック・プレイリスト」は5:10頃からスタートですが、インターネットでは、いつでも全世界でお聴きいただけます。
次回もどうぞお楽しみに!