またまた快晴の日曜日。本日は故郷にて、「ラ・フォル・ジュルネ新潟」最終日取材でした。
新潟の話題の的は、ヴァイオリンの梁美沙さんと、彼女の所属するアルデオ四重奏団。きのうは注目のチェリスト、オーレリアン・パスカル(右)と共演したシューベルト「弦楽五重奏曲 D956」を、ルネ・マルタンといっしょに聴くことができました。
パシオンの熱は、まだまだつづいています!
【Music】永遠のパシオン | ラ・フォル・ジュルネ新潟2015 – Salonette http://www.salonette.net/entry/2015/05/11/234226
6日に収録したOTTAVA Domenicaでは、東京のラ・フォル・ジュルネ総括や新潟の話題、ゆったりした「母の日」の音楽をお届けしました。
3時台には、ミシェル・コルボのマスタークラスで聴いた感動的な「守護天使」のお話も披露。一生懸命語りつつ、思わず思い出し泣きしてしまいました。あの時間をともにできて、ほんとうによかった!
ラ・フォル・ジュルネって、終わったあとに、それぞれの体験や感想を持ち寄って語り合えるのもいいんですよね。
余韻を楽しみつつ、今週もすてきな一週間をお過ごしください♪
【3時のモーツァルト】
ヴァイオリン・ソナタ K.378~第1楽章
【麻衣のオススメ】
ミシェル・コルボ指揮ベルン交響楽団『フォーレ:レクイエム』
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(東京)が終幕。青空に新緑が輝く3日間でした。
音楽に満たされた聖域のなかで、ルネ・マルタンや大好きなアーティストたち、リスナーの方々、そしてたくさんの友人に出会えてほんとうに幸せでした。5階から吹き抜けの中庭やロビーギャラリーを見下ろし、
「ここにいるひとはみんな音楽を愛しているんだ」
と噛みしめる。それだけで胸がいっぱいになりました。
もうひとつ忘れられない出来事は、大好きな指揮者ミシェル・コルボさんのマスタークラス。本日の放送でもたっぷりお話させていただきました。
「ヨハネ受難曲は私にとってのギフト。大好きな曲であると同時に、私の人生をともに走ってきた聖なる音楽です」
というセリフではじまった彼の語りは、まるでそれ自体が音楽のよう。少年時代の叔父とのレッスン、「ハーモニー」との出会い。ピアノを弾き語りしながら再現してくれたときには、奇跡のような出来事に涙が出ました。ローザンヌ創設のきっかけや音楽プロデューサーとの出会いと共同作業、彼の死、そこへ現れたルネ・マルタン……まさにパシオンに彩られた、感動の音楽人生でした。終演後も、彼のやさしいフランス語が何度もよみがえってきました。帰路、iPodでこのCDに収録されたフォーレのレクイエムを聴いたら一気に気持ちがほどけたので、そのまま眠りました。私の守護天使のような「聖なる音楽」――みなさんにおすそ分けです。また来年もお会いできますように!
- アーティスト: コルボ(ミシェル),フッテンロッハー(フィリップ),サン=ピエール=オ=リアン・ドゥ・ビュール聖歌隊,クレマン(アラン),フォーレ,コルボ,ベルン交響楽団
- 出版社/メーカー: WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
- 発売日: 2008/01/31
- メディア: CD
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