OTTAVA Domenica 第16回「イタリア!」(1月18日放送)

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本日のOTTAVA Domenicのテーマは「イタリア!」。

「イタリアン・バロック・ソングス」を歌うメゾソプラノ歌手、波多野睦美さんの登場で、寒い冬の午後をあたためちゃいます。

年明けからずっとイタリア気分な私。まずは2015年最初のコンサートをご紹介しながら、ヴェネツィアとヴィヴァルディへのあこがれについてお話します。

リクレアツィオン・ダルカディア「ヴェネツィア!」(1/8)
http://ricrearca.exblog.jp/

そして林田さんから大ニュース! なんと、みんな大好きMETの音源が一部使用になりました!
イタリアオペラ『セヴィリャの理髪師』の音楽にのせて、シーズン後半のラインナップまでご紹介します。
METライブビューイング
http://www.shochiku.co.jp/met/

3時のモーツァルトのあとは、音楽とともに楽しみたい展覧会や本の話題もご紹介。
16:00からは波多野さんが飛び入り参加し、歌手ならではの裏話&イタリア歌曲集の思い出話で、丸裸になってくださいます!
コンサートのリハーサル音源や、林田さんとの同級生トークも含め、17時までごゆっくりお楽しみください。
http://www.dowland.jp/Concertinformation2/02_24.html

 

【3時のモーツァルト】
ピアノ・ソナタ第10番 K.330

【日曜日の本】[林田直樹・選]
オーベルドルフェル, コナーティ編 松本康子 訳『ヴェルディー書簡による自伝』(カワイ出版)

ヴェルディ―書簡による自伝

ヴェルディ―書簡による自伝

  • 作者: アルドオーベルドルフェル,マルチェッロコナーティ,松本康子
  • 出版社/メーカー: カワイ出版
  • 発売日: 2001/04/01
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る

【麻衣のオススメ】
大島真寿美『ピエタ』(ポプラ社文庫)

ヴィヴァルディとピエタ慈善院の〈合奏・合唱の娘たち〉の絆を描いた青春音楽小説

18世紀、水の都ヴェネツィア。ゴンドラが運んでいくのは、秘めた恋とかけがけのない友情――作曲家ヴィヴァルディと、彼が指導していたピエタ慈善院の〈合奏・合唱の娘たち〉の絆を描いた青春音楽小説です。主人公は教え子のひとり、エミーリア。彼女のもとにかつての恩師の訃報が届くところから物語が始まります。史実を元にしながら展開する楽譜探しというミステリー。しかし同時に、女性たちの交流を瑞々しく描きだした普遍的な青春小説にもなっている。2012年本屋大賞第3位という実績も納得です。

音楽が好きな人間にとって、音楽を題材にした物語を楽しむのはほんとうに難しいもの。しかし作者の大島さんもまた、音楽を愛し、音楽を“書かずにはいられなかった”小説家だと思います。愛に満ちた静謐なラスト、「むすめたち、とりよく生きよ」というヴィヴァルディのメッセージに、涙が止まりません。

ピエタ (ポプラ文庫 日本文学)

ピエタ (ポプラ文庫 日本文学)

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