ラ・フォル・ジュルネ2016、開幕!

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新潟にて、ラ・フォル・ジュルネ2016がスタートしました!

新潟はフォル・ジュルネの故郷フランス、ナントの姉妹都市。今年が7回目の開催で、28のオープニング、そして29、30の3日間行われます。

私は今年も公式ガイドにて、コラム「新潟が発信する、私たちのナチュール」やコンサートの聴きどころをご紹介。

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楽しみ方|ラ・フォル・ジュルネ新潟「熱狂の日」音楽祭2016 公式 ウェブサイト

毎年、緑の木々とチューリップで楽しませてくれる、白山公園のなかのコンサートホール・りゅーとぴあ。そこで撮影された、四宮義俊さんのメインヴィジュアルそっくりのピクニックの写真を使用し、美しくデザインしてくださったお気に入りのページです。

鳥たちがいざなう「私たちのナチュール」、ぜひ手に取ってみてください!

また、新たにスタートする関連イベント「ナチュール・ラウンジ」では、FM PORTの人気DJ遠藤麻理さんとともに、LFJインフォメーションのコーナーを担当します。

4/29(金・祝) 11:30頃~/13:30頃~

4/30(土) 10:00頃~

会場は、東側の共通ロビー。見かけたら、ぜひお声をおかけください!

ナチュールラウンジ プログラム|ラ・フォル・ジュルネ新潟「熱狂の日」音楽祭2016 公式 ウェブサイト

 

というわけで、28日のオープニング(前夜祭)がおわったわけですが、今年はコンサートホール内「ロワール」でのプロジェクション・マッピングもすてきでした!

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もともと今回のテーマ「ナチュール」は新潟にぴったりだとおもっていましたが、アーティストたちも大絶賛の音響を誇るホールの木の質感といい、ガラス張りのホワイエから見える緑とホール内外のプロジェクション・マッピングの緑の地続き感といい、そこかしこで鳴いている鳥の声といい……予想以上のマッチング!

コンサートは「白鳥の湖」など、鳥に関する曲が多めなのですが、そこも白鳥が身近な新潟にぴったりなのです。

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鳥といえば、オープニングセレモニーやコンサートで大活躍し、たちまち大人気になった“鳥人”ジョニー・ラス&ジャン・ブコー。

「鳥のさえずりとピアノの共演」には以前から大注目していたのですが、聞きしに勝るサプライズでした!

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おなじみのピアニスト、シャニ・ディリュカとともに。

彼らには東京の「マスタークラス特別編」でお話を伺いますので、ぜひチェックしてみてくださいね!(5/3 13:00~※詳細後日)

 

最後に、オープニングコンサートでモルダウや「トゥオネラの白鳥」、「白鳥の湖」と、アンコールの「ハンガリー万歳!」で大喝采を浴びたハンガリー・ジュール・フィルについて。

まず感じたのは、ハンガリーらしい歌心でした。

ジャンルは違えど、一昨年のフォル・ジュルネでハンガリーから来日したムジュカーシュを彷彿とするような歌心があって、とにかくノリがいいのです。

一方、2つの「白鳥」の美しい旋律は丁寧な音作りでゆったり聴かせてくれて、思わず涙がこみ上げました。

「生の楽器の音は、なんて美しいんだろう」

という素朴な感情が沸き上がったのです。

終演後に化粧直しをしていると、母娘とおぼしき女性たちが、

「ああ、きれいだった」「やっぱりクラシックっていいねえ!」

とため息をついていて、幸福でいっぱいになりました。

 

比較的若く溌剌とした楽団員たちがニコニコしながら演奏する光景にも、きっと元気がもらえると思います。

彼らを率いるカールマン・ベルケシュも、飄々と陽気なマエストロ。

これから2日間、そして東京でも、彼らの音楽をたくさん味わえるのが楽しみです!

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lfjn.jp

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