三重県総合文化センターの情報誌「M NEWS(エムニュース)」でスタートした連載コラム。
音楽がどんな経緯で生まれたのか。どんな時代、どんな人に愛されたのか――そんな「ミュージックシーン」を切り口に音楽にアプローチします。
第2回は、英国気分高まるままにヘンデルをフィーチャー!
女王エリザベス2世が90歳のお誕生日を迎えられた今年、EU離脱という衝撃のニュースもあいまって英国が話題です。「イギリス音楽」と言われたとき思い出すのは?――もしかしたらビートルズのロックと、ヘンデルが作った宮廷の音楽かもしれません。そんなヘンデルですが、じつはもともとドイツ人。彼が英国を象徴する作曲家になったのには王室の裏事情が関係しているって、ご存知でしたか?
というわけで、ヘンデルがロンドンで活躍し、英国を象徴する作曲家になったひみつの一端を、英国王室との関係性から読み解きます。
王朝の名はハノーファー朝からウィンザー朝へと変わりましたが、現女王陛下もジョージ1世、2世の血統。
そう考えると、こんなふうにヘンデルが愛される理由がわかる気がしませんか?
Zadok The Priest – British Coronation Anthem
ヘンデルの音楽が、優雅なのにどこかスリリングでカッコイイのは、各国宮廷を股にかけ活躍した人生のせいなのかも、と私は密かにときめいているのです。
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そして速報です!
2017年3月5日(日)、三重県文化センター「カルレクセミナー」に出演させていただくことになりました!
中部・関西地方などにお住いのみなさまにお会いできるのを、心から楽しみにしています。
詳細は随時ご報告いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします!
- アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団クーベリック(ラファエル),ヘンデル,クーベリック(ラファエル),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,マイヤー(ヴェルナー)
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2012/05/09
- メディア: CD
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