「魅惑のコスチューム: バレエ・リュス展」の取材へ。
暗闇を抜けて足を踏み入れた空間には、鳴り響くボロディンやチャイコフスキー。
ニジンスキーの神話の世界。眠り姫のドレスに、貴婦人のマント。さくらんぼ。ピンクのリボンの白いプードル。星座を描いたレオタード……まるっきり萩尾望都の世界!
バクストによる古典回帰なデザインもさることながら、マティスやキリコのデザインになると、それはもはや”動く絵画”だ。
絵を身に纏う、とは本来はこういうことにちがいない。今年のいちばんになりそうな多幸感を味わった。
「バレエ・リュス展」を企画した、主席研究員の本橋弥生さんと。
いちばん人気はニジンスキー? ロシアでもフランスでもなく、なぜオーストラリアに所蔵されているの?
インタビューは時間を忘れてつづいた。
お天気もいいので、そのまま21_21 DESIGN SIGHTへ。
「イメージメーカー展」のメインはジャン=ポール・グード。なんだかんだで巴里祭に似合いの一日になった。