OTTAVA Domenica 第32回「この美しい5月」(5月17日放送)

本日のテーマは「5月」。

英国人の5月への愛をつめこんだエルガーの美しい弦楽にはじまり、ロシアのギターや南仏の朝市を描写するセヴラックまで、さまざまな旅情をお届けします。

「旬の話題」では、ラ・フォル・ジュルネのラストを飾った新潟の報告も。来年のテーマ「ナチュール(自然)」もとても楽しみですね。

【Music】永遠のパシオン | ラ・フォル・ジュルネ新潟2015 – Salonette http://www.salonette.net/entry/2015/05/11/234226

「3時のモーツァルト」につづいては、「日曜日の本」。新潟への取材旅行で出会ったワイナリーと、やはりラ・フォル・ジュルネの古本市で林田さんが発掘した名著のご紹介。バルトークの「ほろ酔い」など、お酒にちなんだ音楽も!

ほぼひと月にわたってフィーチャーしたラ・フォル・ジュルネも一段落。みなさまからの熱いおたよりもたくさん紹介させていただきました。「OTTAVAは相棒」と宣言してくれたルネ・マルタンと、ラ・フォル・ジュルネ関係者にも、かならずお伝えします。

熱狂の日々が終わっても、音楽はいつも私たちの隣に。

どうぞすてきな一週間をお過ごしください。

 

【日曜日の本】[高野麻衣・選]

僕がワイナリーをつくった理由

僕がワイナリーをつくった理由

【麻衣のオススメ】
カーブドッチ ミリュ・ルージュ 2014

「日本海のワイナリー」として有名なCAVE D’OCCI。新潟市の中心から海沿いに西へ20kmほど行った角田山の麓にあるワイナリーは、新潟には珍しく冬の積雪もほとんどなく、高い湿度がぶどうの樹や芽を守るそう。1992年、創業者の落希一郎さんが熱心な農家の方とともに始めたワインぶどう作りは角田浜に定着し、CAVE D’OCCI(落の蔵)は全国で知られるようになりました。ルージュはベリーを想わせる香りと柔らかなタンニンが特徴。渋い赤ワインは苦手、というひとにもおすすめのツルツルとした舌触りで、冷して飲むのにもよさそうです。

故郷を離れて十余年。文化に渇望し、上京するのが当然だと思っていた少女時代には気づかなかった新潟のすばらしさに、6年間ラ・フォル・ジュルネを通して気づいています。どんどん変化する文化都市・新潟の新しい味、ぜひお試しください!

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